フツーに雑記帳(上智大生) -12ページ目

今日のヒトコト 05/05/05



お婆さんの洗濯物にしつこいシミがあったら、桃太郎は腐ってた。


将来の話(塾講師のアルバイトにて)

大学入学当初から、塾講師のアルバイトを続けています。

少し前の話ですが、
中学卒業と同時に塾を辞めた生徒に久しぶりに会いました。

高校2年生になってました。

彼は、部活推薦で高校に合格した生徒です。

柔道部。

久々に会ってびっくりしました。

中学生の彼とは比べものにならないほど体がでかくなっている。


高校生でも、こんなやつにからまれたら終わる。

恐怖を覚える体格になってましたね。

そんな彼が、進路について話してきた。


「俺、保父さんになろうと思うんだ。」


マジかよ…、子供が怯えるんじゃないか。と思ったけど、

話を聞いてるうちに彼が本気だってことに気づいた。

専門学校を見学してきたという話や、

家の経済状況を考慮して彼なりの方法を考えているという話。


「オルガンを弾けるようにならないといけないんだよなぁ。でも頑張るよ。」

いろいろと熱く語ってきた。

そして、彼の話が一段落して

「先生は、将来、何になるの?」

と聞いてきた。
困ってしまった。なんていったらいいのかわからなかった。


「サラリーマンかなぁ。」



「ふーん。でも先生なら、いい会社に入れるでしょ~。」



自分が情けなかった。

将来の話を聞かれて、
「サラリーマン」という漠然としたことしか言えなかった自分。

一方で、彼は自分の夢をしっかり持っている。
悔しかった。


彼が中学生だった頃、

「お前、一度教えたことはしっかり覚えろよ~。」

なんて偉そうに言ってた自分。


アホみたいだって思ったね。





病人とタバコの話

タバコを吸います。

「マイルドセブン」のスーパーライトを好んで吸ってます。

喫煙ペースは二日で1箱ですね。

タバコは世間の敵みたいになってますが、

少なくとも、<一人称>にとっては味方です。


すごい天気のよい日に、公園のベンチに座って青空を眺めながら一服。

のんびりな自分が愛しくなる瞬間です。

勉強やバイトの休憩に缶コーヒーとともに一服。

「ON」だった自分が「OFF」になる。

そして、また「ON」になるパワーをもらう。


授業をさぼって文庫本を片手に一服。

つるむ連中がいない自分が「居場所」を確保する瞬間です。



タバコと引き替えに失う健康があるのかもしれないけど。


一昨年、一ヶ月あまり入院してた。

やっと体が動くようになったとき、久しぶりにタバコが吸いたくなった。

病院の敷地内は全面禁煙にもかかわらず屋外で隠れて吸ってました。
肝臓がんのおばあさんと一緒に。

おばあさんは、小さなポーチにタバコを入れてやってきた。

「入院してる他の人に、あの人、タバコ吸ってるって思われるの嫌じゃない。」

って言ってた。

「ガンなのにタバコ吸っちゃっていいんですか。」

ぶしつけにも、こんなことを聞いてみた。

すると、

「もう、どうせ死ぬんだから、好きなタバコぐらい吸ったっていいじゃない。」

死ぬのがわかっている人の好きなもの、タバコ。

奪えないよなぁ。





今日のヒトコト 05/05/04



雨が降ってて腹が立つことがある。空が青すぎて腹が立つこともある。


ALWAYS BEST ALBUM 【邦楽】

桑田佳祐ほど日本のロック、ポップに重要な人物はいない。

まだ彼は他のアーティストに「トリビュート盤」を作られてしまうような過去の人にはなっていない。

 

タイトル: 孤独の太陽

いつ聴いても何回聴いてもいいアルバムってありますよね。



邦楽なら桑田佳祐『孤独の太陽』 ですね。

サザンじゃなく、桑田さん一人だからできることをやってる。

なんというか、サザンから開放された感じ。 

やっぱ、サザンはブランドだからね。

桑田さんがやりたい音楽でも

世間が持ってるサザンのイメージを壊すような音楽は

サザンじゃできないんだろね。

でも、一方で桑田佳祐名義だからできる音楽がある。

このアルバムは、数ある桑田名義のアルバムの中でも最高峰だと思うね。 
 

アルバム全体の音は完全なバンドサウンド。

ギター、ドラム、ベース、キーボードの絡みがちゃんとある。

ゴチャゴチャした機械音は無い。 
 

中でも、ギターが凄い。

小倉博和さんが弾いてる。 

桑田さんが毎年やってる『ACT AGAINST AIDS』ってイベントで

何年か前に「エリッククラプトソ」ってのがあったんだ。

クラプトンのカバーをやりまくるって内容。
そこでギターを弾いてたのが小倉博和さん。 

ルックスは、中肉中背でビミョーな感じ。

ギターを弾いてても、ギタリストにしては珍しく格好悪い。

そして、ちょっと気持ち悪かった。 
 

でも、技術はすごい。リードを取るときももちろん凄いんだけど

曲を生かすギターを弾く。徹底してる。

しっかり、弾いててもボーカルと他の楽器の邪魔しない。
あっ、言葉にすればするほど伝わらなくなる。

とにかく、すごいんだ。

んで、このアルバムで桑田さんはハープを吹きまくってる。

吹いてない曲は一曲だけだね。

あとね、声がセクシー。サザンよりセクシーなんだ。

そういえば、このころ

桑田さんのお母さんが亡くなってしまったようで。

それが関係してるのかしてないのかわからないけど

このころの桑田さんは何かが違うなぁ。



このアルバムはALWAYS BEST ALBUMではなかったんだけど、

いつからかALWAYS BEST ALBUMになった。 

くだらない音楽のこだわりが消えた頃かな。 

特定の洋楽至上主義と決別できた頃かな。